標高がだんだんと上がってゆくと、道の両端にたまった雪が多くなってくる。
漢拏山の裾野を車で上がってゆく。
草原が続き、目の前に独立峰が見える。蒜山高原を走っているような感じである。
今回、済州(JEJU)島の漢拏山(Hallasan)へ登ることにした。
2009年1月20日、済州KALホテルを7:00に出発。まだ真っ暗である。
途中、朝食に「アワビガユ」を食べる。美味である。昼飯と行動食も購入。
お昼の「韓国風海苔巻」を2本と水、チョコレートなどを買った。
「海苔巻」屋では、店の人がどんどんと巻いている。
若い人たちも朝食なんだろうか、マクドナルドに入るような感覚で入ってくる。そして安い。
2本買って2,000₩だ。約150円ぐらいか。
漢拏山登山は4コースあるそうだが、今回は2コースしか行けないということで、
上りは御里牧(Eorimok)コース(約4.7キロメートル)、
下りは霊室(Yong Sil)コース(約3.7キロメートル)とした。
頂上への入山は禁止なので標高1,700メートルの休憩小屋までの登山である。
8:30出発。人がたくさん入っているので、
雪はしっかりと固まっていて、高速道路状態である。
稜線へ出るまでは階段の直登となるが、雪が覆っているので普通に歩ける。
ただし、アイゼンは必携である。快調に高度を稼いでゆく。登山の人が多い。
聞くと、ほとんどがソウルからやって来た人たちだそうだ。老若男女、いろいろである。
日本からの人には出会わなかったが、中年の女性に声をかけられた。
「よく登っておられるんですか?いいですね。」
「ええ、時々こうやって登っているんです。日本から来られたんですか?」
「いえ、私はソウルに住んでます。」
10:15。稜線に出た。
ここからはなだらかな、草原状の傾斜となっている。見渡す限り白一色である。
左手に漢拏山のピークが饅頭上にそびえている。
頂上は1950メートルあり、韓国第1の高峰である。
なだらかな傾斜を楽しみながら休憩小屋を目指す。
11:30.予定通りの時間に到着。多くの人が昼食をとっている。
小屋ではカップラーメンを売っており、韓国の人たちはおしそうに食べていた。
12:30。下山開始。
こちらのコースも踏み固められて、歩きやすいが、
傾斜はきつくて、下は断崖が続いている。途中氷漠も見える。
ここを上がってると大変だったかなという感じである。
14:30。予定通りの時間に無事下山した。
出発
稜線をめざして
稜線をゆく
山頂
雪原
1700m地点
氷漠
下山