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2012年 05月 28日
jitensha散歩
市内にすみながら
しらない場所はいっぱいある
河川敷を北へはしって
はじめての所をはしった

小高いところに
古墳群をみつけた
草でおおわれているが
六つの古墳がある

集落にはいってはしると
家と家の隙間から
煙突のようなものがみえた
jitennshaをおりてひきかえすと

なにやらふしぎなものがたっていた
コンクリートの基礎のうえにまるい筒がつながっている
コンクリートには
「皇紀二千六百年 村民總動員工事」とかいてある
皇紀二千六百年は昭和15年、1940だ

角をまがった民家のまえにいた
初老の婦人にたずねると
すぐ、目と鼻のさきという場所だが
なにをたずねているのかふしぎそうな顔をして
そのたっているもののことをしらないようすだった

あんがいそんなものなのかもしれない

そこですこし誰かとおらないかとおもって、まっていると
古老がとおりかかった

「あれか、あれはなポンプや」
「水をくみあげてな、あのむこうの山すそまで水を送っとったんや」
「パイプがつながっとってん」
「もう、40、50年は使うとらへんな」

しらなかった道をはしるのはたのしいもの
別世界のちいさな旅


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by seascape_point5 | 2012-05-28 16:27 | 里山


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